ダックダックグース(Duck Duck Goose) / AB InBev / アメリカ

IPAの魅力を持ちながら、深い風味はそのままに、アルコール度数や苦味は程よく、トロピカルフルーツのように甘く軽やかな香りが特徴。
誰でも簡単に飲めるセッションIPAで、クラフトビール入門編としておすすめ。
画像、引用: 公式ブランドサイト
以前ご紹介したグースIPAと同じ醸造所であるグースアイランドからのビールです。
入門編となっていることは、このビールのスタイルが「セッション(Session) IPA」であることからもわかります。通常IPAは苦みが強くアルコール度数も高い傾向にありますが、セッションIPAはアルコール度数は低めで5%以下、口当たり軽く甘さも感じられます。
ちなみにセッションとつく由来はイギリスのパブで長時間セッション(会議、音楽演奏など)する際に酔いにくい低アルコールビールを飲んだことからだとか。
アメリカクラフトビール界のパイオニア
グースアイランドは1988年にシカゴで創業して以来、アメリカ中西部のクラフトビール界を牽引。彼らが先駆者とされる主な理由は、伝統的な製法に安住せず、「Why not?(なぜやらない?)」の精神で常に革新を追求した点にあるとのこと。
ダックダックグースとは異なる商品ですが、その革新的といわれる象徴的な取り組みが、1992年にビール業界に導入したバーボン樽熟成スタウトなんだそうです。これはバーボンウイスキーで使われていた樽熟成をビールに取り入れた世界的な革新であり、後に「バレルエイジドビール」として確立するカテゴリーの道を切り開いたとのこと。1
華やかなセッションIPAの香り
そんなグースアイランド醸造所の作ったダックダックグースは、トロピカルフルーツとホップの香りを楽しみながら、ゆっくりとした時間を過ごすことのできるビールでした。




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